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2012年03月08日

参加アーティスト三宅洋平からのメッセージ

ティダノワ祭参加アーティストからスタッフへのメッセージが届きました。
実際に福島や岩手、宮城を見てきたアーティストの思いとエールです。

私たちは楽しむためだけに動き始めたわけではありませんが、
そう見えてしまうかもしれません。

一人一人が出来る事をしていくという形を積み上げてここまで来ました。

色々な支援の仕方があります。
それぞれの支援をみんなが繋がり会いながら広げていける
そんな繋がりが生まれる日になれるよう、スタッフ一同頑張ります。


洋平くんありがとう。


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沖縄で愉しそうにしてるだけで
傷ついてしまう東北の人たちがいる。

僕の実家は山形で、
何かと東北人気質とノリが理解できる。
福島、岩手や宮城にも仲間が沢山居る。

移住すら考えられない状況にいる人たちが居たりする。

福1なんとかせな、
と作業員になって鼻血出しながら
工事してる20代前半のイベントオーガナイザーたちが居る。

彼らは
「テレビや新聞が信用出来ない中で正しい情報を、街の人達に伝える」
係りも担って、家と原発を行ったり来たりしてる。

先日電話してきた
「洋平さん、水と塩とミソと玄米を送ってきてくれませんか。体調が優れません。」

沖縄に来い、って云っても頑として聴かない。
でも事実、かれら が居なかったら福島原発はもっとトンでもない事になる。



「俺はもう死ぬと思ってる。子も残さない。
でも3代あとの子たちが、暮らせる場所に戻したいから頑張る。」
といって、線量高い津波被災地へ日々通い続けるライブハウスオーナーなんかも居る。

現に、仮設住宅で震えてるオバァ見かけたら
「ほっておけない」よね。

震災以降1年間、日本中をライブ旅して
放射性物質の濃度と、人々の問題意識の差、
見事なまでのグラデーションをみてきました。

みんなの想いに、沖縄でもリンクして
「残る」や「移る」、「大丈夫」や「危ない」で
今は少しバラバラになってしまった人々の価値観を
繋げるような一日になって欲しいなと思っています。


でもよく考えたら、価値観がみんなバラバラなのは
震災前から一緒だよね。
それがたまに、食卓や音楽や祭りでONEになれるから、
そこに感動があるんだ!

それも前から変わらない。

という事で
やっぱり音楽でひとつになれる祭りから、でっかい祈りを

全島
全列島
環太平洋
地球
太陽系
銀河の中心
膨張する宇宙のヘリ



響き渡らせましょう。


三宅洋平



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Posted by てぃだのわ at 14:45│Comments(1)ティダノワ祭
この記事へのコメント
私も東京から沖縄に子供を連れて疎開?してきました。
友人 両親 兄弟 祖父(みんな福島県に隣接した県です) いろいろな想いを残してきてしまったような気がしてなりません。
何故か沖縄に来ただけでメールも電話もくれなくなった友人
放射能に対しての価値観の違いから生まれるわだかまり
本当にグラデーションを見ます
それもこれも私達国民に平等に伝わってこない『本当のこと』のせいだと思います
何もかも寂しくて仕方ありません
沖縄の生活も心から楽しめません
まだ私には放射能から逃げたくても逃げられない人たちに何かを発信する勇気もありません

昔からUAさんが好きでここに辿り着き コメント残させていただきました
ライブいってみようかな・・・
何かがはじまるかもしれない・・・
何か私にもできるかもしれない
Posted by かこ at 2012年03月09日 18:56
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